私の友人の一人が小学校でサッカーチームのコーチをしていました。
その方から実に興味深い話を聞きました。

強いチームを作るには秘訣があるそうです。
　
⇒低学年は選手一人一人に役割や動きを徹底に決めて、型通りにやらすと強いチームができる

⇒学年が上がるにつれて、ある程度役割を決めるのですが、自由に考えろという方針を強く出していった方が強いチームができる

人や組織、企業の成長を考える上で参考にすべきことだと思います。

どうしても組織の幹部の皆様は役割、ルール、規律、担当といった言葉が好きなようです。これが有効なのは相手（ヒト、組織）が未熟な場合か、何をすれば成果が導き出されるかはっきりしている場合に限られます。いつまでも低学年生として下を扱いたいという欲望が、組織を弱くしてしまう大きな要因になります。成果が出ているうちは良いですが、ビジネスの環境やライフサイクルが変わることによりトップの神通力が落ちたらどうしようもなくなってしまいます。

株式会社　サン・ライフ
執筆：神門