放鳥の儀というのをご存知でしょうか?
霊柩車が出発する時(出棺)に白いハトを放すという儀式です。
あまり馴染みがない人も多いかと思います。
鳥が魂を連れてってくれるという言い伝えから始まったようですが、仏教的にはピンとこない儀式かもしれません。
ですが昨今の出棺の時というのは意外と寂しいもので、親族や参列者は霊柩車の後を追わなければなりませんので、霊柩車が動く時は葬儀社のスタッフしかいないということもあります。
芸能人のご葬儀だとファンの方がたくさんいますので、賑やかなイメージがありますが、実際はそうではありません。
最近は参列者も少なくなってきている傾向ですので、特に出発時は寂しくなってしまいます。
そのため放鳥の儀や風船を飛ばすなど儀式や演出もあってもよいのではないかと思います。
※クラクションを鳴らすというのも、近隣住民からの要望でやらないところも多いです。
株式会社 サン・ライフ
執筆:神門