「お前さんのおじいちゃんは若いころ、色々世話になって本当感謝してるよ。例えばこんなことがあったよ・・・・」
以前、親戚のおじさんに言われたことです。
私は自分の祖父がどんな人生を歩んだのか、どんな仲間がいたのか、どんな悩みや苦労をしたのか、ほとんど知りません。
親戚のおじさんに祖父が若いころどんな人だったか教えてもらい、とても胸が熱くなりました。
家族にとって、他の家族の家庭以外での活動は分かりづらいものです。
ご葬儀の場で会葬者や親族から聞いて初めて知ることもあるのではないかと思います。
訃報を知らせず葬儀を行ってしまうと故人の生前を知ることが少なくなってしまいます。
生前の思い出がたくさんあれば、心の中で故人が生き続けます。生きた証を心に刻むことが弔いになります。
これから葬儀文化がどのようになろうと変わってほしくないことだと思います。
株式会社 サン・ライフ
執筆:神門