自宅でのお骨壺安置について

秋風も冷たく日照時間も短くなった今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。

仏教では10月に十日十夜念仏を唱える「お十夜」という行事がありますが、この「お十夜」は短歌や俳句に使われる冬の季語にあたります。

古くからこの時期を過ぎると肌寒くなると言われていたんですね。

私もこの業界に従事してまもなく10年が経ちますが、お客様の中には「骨壺を自宅に置いとくのは良くないのではないか」と不安を抱かれご質問を頂く事が度々あります。

四十九日忌の法要に併せて納骨を行う事も多い為、「暫くは自宅に置いておきたいけれど・・・」と不安になる方も少なくないようです。

また核家族も増え、お墓を世帯で「継ぐ」考えから樹木葬や散骨といった「個人」に併せた埋葬方法を考える方も増加した事から、そもそも納骨先が定まってない方も多く、四十九日までに具体的な埋葬方法が決まらない方もいらっしゃるのではないでしょうか。

結論からするとお骨壺を自宅で長く飾っておくことは宗教的にも法令的にも問題はありません。

忌明け後であっても皆様の気持ちの整理がつくまではご自宅へご安置して置く事をお勧めします。

但し適切な管理方法を行わないと水分が発生する事でカビや傷みが出る可能性もある為、保管には注意ください。

水分の発生には多湿な空間に置く事だけでなく、外気温と内気温の差で水分が発生する為、直射日光を避け、風通しの良い場所でご安置すると良いでしょう。

大倉陶園のプレミアム骨壺は専用の桐箱をご用意しており、湿気を吸ってくれる仕様になっております。

また「磁器」の特性上水分を弾いてくれる為、お骨壺の中に水分もたまりにくく自宅での長期の保管も最適となっております。

実物見本もございますので気になられる方がいらっしゃるようでしたらお気軽にお問い合わせ下さい。

サン・ライフ 土屋 ユカイ

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