ノリタケと大倉陶園の仏具の違い

年の瀬も近付き、人の外出が多くなってきた今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。

年末と言えばご自宅の大掃除をされている方も多いかと思いますが、大掃除は元々平安時代から行われている煤払いが由来とされており、現代の煤払いも神社仏閣で仏像や神具を清める行事として継承されております。皆様も家財やお部屋のお掃除だけでなく仏壇のお手入れを行ってみてください。

 

今年に入り、当サイトで掲載しておりますプレミアム骨壺シリーズを作成しております大倉陶園より仏具のセットを販売開始となりましたが、お客様の中で既存に販売がされているノリタケの仏具とどのような違いがあるのかお問い合わせを頂く機会も増えましたので今回は大倉陶園とノリタケの仏具の違いについてお話しようと思います。

大倉陶園仏具

どちらの仏具も磁器製になっており、水洗いや磨く事が可能な大変使用のし易い仏具となっておりますが、ノリタケの仏具はボーンチャイナという種類の磁器で骨灰を混ぜた乳白色が特徴です。素地は薄いですが強度が強く、焼成をかけることで滑らかな形になっております。

スリランカで大量製造していることもあり、価格帯もリーズナブルで香炉も幅7㎝とコンパクトであることから仏壇以外のステージタイプの方によく購入いただきます。

大倉陶園の仏具はカオリン席を使用し、1460度の高温で焼成、鮮やかな白色をしております。大量製造が困難な為、価格帯も高価ではありますが国内一貫製造で仕上げている為細かい仕立てとなっております。

縁編は六花弁を彷彿する滑らかなカット、また岡染めや上絵を利用した花の絵柄は手書きでならではの逸品となっております。香炉の幅は8㎝で高さもある事からお仏壇へのご荘厳にお求め頂く方が多いです。

どちらの商品も箱にロゴが入っており贈り物として選ばれる方も多くいらっしゃいます。ご興味あります方は是非お問い合わせください。

色褪せぬ花のお骨壺

「寒さ暑さも彼岸まで」という慣用句があるようにようやく猛暑が和らいできた今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。

私の家では彼岸花が咲き、秋を迎えを感じております。

彼岸花というと墓地の周りに咲いていたり球根に毒性があることからお客様の中でも不吉に感じられる方もいらっしゃるようですが、この球根の毒は虫や動物からお墓を荒らされないよう周囲に埋められたとも言われております。

少し艶やかな雰囲気で切ないイメージが付きがちですが、「お墓を守ってくれる優しいお花」と聞くとイメージが変わりますね。

私のお客様のお一人に彼岸花をとても好きな方がいらっしゃり、ご注文者様が描かれた彼岸花をイメージに職人がトレースしてお骨壺に手描きを行ったことがございます。

生花は咲き続けることは出来ませんがお骨壺に記載することで永遠に咲き続ける、プリントにはない暖かな雰囲気は本当に生きているお花のように感じます。

当社のお骨壺は生花の手描きが多いですが、オーダーである場合動物や風景など絵柄に指定はございません。皆様の大事な思い出を形に出来ますので気になる方はお気軽にお問い合わせください。

サン・ライフ 土屋